「Wレバーの需要はあるのでしょうか」

 先日スポーツデポの自転車コーナーをぶらついてきたのですが、Wレバーの自転車が売られていたので驚きました。メーカーはFUJIで、価格は安めだったと思います。FUJI自転車のホームページで調べてみたところ、どうやらNEWEST4.0というモデルのようです。ステムは角度調整ができるタイプですしタイヤも25cですので、サイクリング向けのロードという位置付けのようです。
 現在のドロップハンドル車のほとんど全ての変速機はSTIレバーになっていますが、私が初めてドロップハンドル車に乗った25年ほど前の変速機はWレバーでした。何しろかなり昔の話ですのでそれほどはっきり覚えてはいませんが、Wレバーでの変速は非常に滑らかだったように思います。ただ、滑らか過ぎて1速分変速するつもりが2速分変速してしまったりすることがよくありました。たぶん慣れれば大丈夫だったと思うのですが、当時はあまり乗っていませんでしたから…。当時としてはけっこう高い買い物だったと思いますので、両親には悪いことをしてしまったな、と思います。
 それはさておき、STIレバー全盛の今、Wレバーの需要はあるのでしょうか? NEWEST4.0はFUJI自転車のロードバイクの中では最安価なモデルのようですから、コスト面で有利なのは確かでしょう。STIレバーってかなり高価な部品ですからね。とはいうものの普段の使い勝手はSTIレバーの方がよさそうな気がしますけどね。まあ、私のようにものすごく久しぶりにドロップハンドル車に乗る人にとっては、新しいSTIレバーより昔ながらのWレバーの方がとっつきやすいのかもしれませんね。
↓ これがWレバーです。変速する時はハンドルから手を離して操作をしなければいけません。

↓ これがSTIレバー*1です。ハンドルを握ったまま変速できますが、慣れない内は操作方法に少し戸惑うかもしれません。