「自転車レースと年齢」

 自転車レース後の表彰式を見ていると、上位に入賞する人は意外にけっこう年配の人が多いです。普通に考えると20代前半くらいの茶髪の若者たちが表彰台を独占してもよさそうな気がするのですが、どちらかというと30代後半〜40代の人の方が多いような気がします。まあ、若くて速い選手はもっと上のレベルの大会に出ているということなんでしょうね。
 そういう傾向があるせいか、レース中でもトップクラスの人たちは走りがきれいというか、遅い私たちを安全に抜いて行ってくれます。こちらが左側通行&ラインキープしてさえいればなんの問題も起こりません。一番危ないのは遅い上に走行ルールを守らない初心者であることは間違いありませんが、それと同じくらい危ないのがそこそこ速い人*1です。こういう人って、周りに人がたくさんいる状況でアウトインアウトのライン取りをしたり、左カーブで左端を走っている初心者たちの隙間に突っ込んで行ったりするんですよね。まあ初心者の中にも右カーブで右側にラインを変更する人がけっこういますからお互いさまなのかもしれませんが。ちなみにうちのチームはキープレフトを徹底するよう指導しておきましたので、そういう走り方はしていなかったと思います。
 しかし、岡山国際サーキットで初心者がキープレフトしていると危険な場所があります。それは下りのバックストレート後のアトウッドカーブです。*2 ここはコース上で一番スピードが上がる場所ですし、奥に行くほどカーブがきつくなっていますのでインベタで走るのはきついんですよ、特にママチャリは。そういう事情があるのでここは少し中央寄りを通ることが多かったのですが、そうすると前述のちょっとあぶない人たちがインコースに突っ込んできた上に出口でアウトコースに膨らんでいくので危なくて仕方がありません。まあコース幅が広いですので致命的な事故は発生しにくいとは思いますが、申し訳ありませんけどある程度速い人は外側を回ってもらいたいものです。

*1:と言っても入賞するほどではなく、せいぜい全体の真ん中あたり。

*2:自転車は逆回りコース