「レース回顧」

 公式リザルトも公開されたことですし、ここらでちょっとレースを振り返ってみたいと思います。
 レース当日は7時過ぎに会場入りし、受付は開始直後に済ませてさっさと試走に向かいました。とりあえずレースと同じ13周走ってみたのですが、両端のコーナーの攻略法が見出せずダラダラと走るだけの試走でした。

 試走を終えた後、他の人が試走をするのを眺めていたのですが、同じビギナーAの選手の中に明らかに別次元の人が何人かいるのがわかり、モチベーションがガタ落ちしてしまいました。当初は先頭集団について行ってみるつもりだったのですがあっさり断念し、前回のレース同様後ろの方から地道に行くことにしました。

 レースは最初の1周がローリングスタートで、この周回はレース距離にはカウントされません。つまり、ビギナーAはローリングスタートと合わせて14周するということになります。スタート地点に4列縦隊で並び、私は後ろから3列目でした。しかしローリングスタートの周回中にすぐにバラバラになってしまいました。後ろの方から一気に前の方に出ていく選手もいましたが、そんなに前に行きたいのならもっと早く集合すればいいだろうに…。

 ローリングスタートも無事終わりいよいよレーススタートですが、この時点で私はほぼ最後方。(おそらくブービー) カーブは急だし人は多いしで最初の2周は超の付く安全運転で進みました。

 「さすがにこんなサイクリングペースで進んでちゃまずいだろ」と思い、3周目〜4周目はスピードアップして何人か抜いて行きました。5周目に入ったところで、ケスデパーニュレプリカジャージの人の後ろにつきました。上下ともばっちり揃えた人ですので、きっと走りやすいペースを作ってくれるだろうと思っていたのですがこれが大間違い。コーナーはかなり減速してゆっくり走り、コーナー出口から直線はダッシュの繰り返し。所謂インターバル練習をしているようでした。結局5周目〜7周目の間はそのペースにつきあわされてしまいました。その人はかなり実力のある選手のようで涼しい顔をしておられましたがこっちは一気にヘロヘロになってしまいました。

 8周目に入ったところでその人にあっさりとちぎられてしまい、ふと気が付いてみると前にも後ろにも人がいない、個人TT状態になってしまっていることに気が付きました。前回のレースでも中盤に同じような状態になってしまい、今回はそうならないようにしようと思っていたのに…。仕方がないので8周目〜9周目の間は一人で淡々と走っていました。この間では、平均速度で2km/h、最高速度で6km/hくらい落ち込んでいました。

 10周目に入ったところで、なにやら前方から数人の人が落ちてきました。私はてっきり先行集団の人がバテて落ちてきたものだと思っていたのですが、今考えてみると周回遅れの人だったのかもしれません。多くの人はかなりバテていたようですのでバックストレートで抜かせてもらいましたが、1人だけそこそこのペースで走っている人がいましたので、しばらく後ろにつかせてもらうことにしました。
その選手の後ろに張り付いたまま11周目〜12周目を走ったのですが、後からタイムを見てみるとかなり遅めのペースだったようなので、ひょっとしたらこの人は周回遅れの選手だったのかも…。もしそうなら後ろに張り付いたりしてどうもすみませんでした。

 そんなこんなでいよいよ最終周に突入しました。周回遅れにならなかったことにホッとしつつ、2周も引っ張ってもらった前の人を追い抜いてしまっていいものかと悩んでいましたが、少し前に3人ほどの人がいるのを発見。かなり疲れている様子でがんばれば追いつけそうな感じでしたので、ここまで引っ張ってくれた人に感謝しつつ猛ダッシュ。(笑) 最終コーナーからゴールまでの間に見事3人ごぼう抜きしてゴール! まあ、そんな余力があるならもっと前に使っとけよって感じでしたが…。

 で、結果は28人中15位。周回遅れにならず真ん中あたりの順位ということで、一応目標は達成できました。ゴール直後の状態ですが、呼吸はそれなりにきつかったものの肉体的には特に疲労を感じませんでした。やはりスタートで後手に回ってしまったり、途中でダラダラ流してしまったり、人の後ろで楽してしまったりした分余力を残したままゴールしてしまったようです。前半からもっと積極的なレースをしていれば結果も違っていたのかな。まあその辺は来年の課題としておきます。