「本の感想」

 昨日買ってきた鶴見辰吾著『気がつけば100km走ってた』を一気に読み切りました。内容は鶴見氏の自転車についての体験談が中心で、特に目新しいことはありませんが自転車本としては無難な作品だったと思います。この本を読んだ限りでは、鶴見さんはまじめでいい人みたいですね。
 ただ同じく自転車本を出している高千穂遙氏たちとも共通するのですが、「私は普通のローディー」「あなたたちも自転車に乗り始めれば同じことができますよ」的なニュアンスが多いのが気になりました。まあ百歩譲って高千穂氏はいいとして、個人的には鶴見氏はあまりそういうことを言わない方がいいと思うんですけどね。だって『富士チャレンジ200』で5時間切りしたり、もてぎのレースでクラス優勝したりするような人なんですよ。少なくとも登録選手でないアマチュアの中ではトップクラスに近い人なんですからね。それに、100万円を超えるようなメーカートップモデルを買える人だって滅多にいないですよねえ。