「『パシフィック・リム』を見ました」

 最近BDとDVDをセット販売している例が多いような気がするのですが、これって需要があるのでしょうか? 私はBDレコーダーを持っていますが基本的にいつもDVDばかり見ていますので、あまりありがたみを感じないというか「DVDだけでいいからもっと安くしてくれ」って思うんですけど。
 さて、ここからが映画『パシフィック・リム』の感想ですが、とりあえず娯楽作品としてかなりおもしろかったですよ。内容を簡単にまとめますと、マジンガーZにいろんなロボットアニメの要素を突っ込んで、恥ずかしげもなく大金かけて作った映画って感じです。念のために言っておきますが、これって悪口じゃなく誉めているんですよ。(笑)
 ストーリーはいかにもアメリカ的な内容です。謎の怪獣をでっかいロボットでプロレスチックに迎え撃ち、クライマックス前のピンチでは主要キャラが自爆特攻で血路を開き、最後の決め手は核爆発。まさにアメリカ的娯楽映画の王道的なストーリーです。ベタといえばベタですが、とにかく金かけてますので説得力はそれほどないのに雰囲気と迫力でなんとなく押し切られてしまいます。(笑) まあ、たまにはこういう単純な娯楽に徹する映画もありだと思いますね。
 最後にちょっと愚痴ですが、なんで日本でこういう映画を作ろうとするといつも中途半端なわけのわからない映画になってしまうんですかね。漫画やアニメにはすごくいい素材がたくさんあると思うのですが、なぜかできた映画は原作ファンにも映画ファンにも喜ばれないものになってしまいがちだと思います。まあ中には比較的よくできている映画もありますが、そういうのはどちらかというとやや地味めな作品が多く、大金使って豪華スタッフを集めたり派手なCGを駆使したりする作品というのは大概ずっこけているような印象が強いです。