「ミッドナイトエンデューロ回顧」

 公式結果はまだ発表されていませんので、とりあえずレース当日の様子を振り返ってみたいと思います。
 自宅を出たのが25日13時、会場に着いたのは14時30分頃でした。パドック内の有料駐車場を予約したのですが、ピットまでの距離が近いので荷物の持ち運びがとても楽ちんでした。次もまた利用させてもらいたいです。また、今回は輸送車に軽トラを使用したのですが、やはり荷物がたくさん積めるので非常に便利でした。まあその分運転スペースがものすごく狭くて疲れたり、カーナビが付いていないので道がわかりにくかったというようなマイナス面もありましたが。
 開場時間は14時ですのでその30分後に到着したわけですが、既にピットはほとんど場所取りされていました。なるべく有料駐車場に近いところを確保しようと順々にピット内の人に声をかけたのですがことごとく拒否されまくりまして、最終的に15-Aピットの最後部の一角をなんとか確保することができました。これ以上遅く会場入りしたらピットの確保は難しいでしょうね。天候さえよければ外でも構わないのですが、今回のように雨が降るかもしれないような状況だと大変ですからね。*1 ピット外にテントを張っているチームもたくさんありましたが、風雨が激しい時は大変だと思います。荷物も多くなりますし、できればピット内がいいですよね。
 15時頃までに荷物運びが終わりましたが、なにしろレーススタートは20時ですから待ち時間がものすごくたくさんあるわけです。事前に入手していた情報通り、ビールで乾杯しているチームが多かったです。特に事務局も注意していなかったようですが、仮に重症事故でも起こったらどうするつもりなんですかね? すべて参加者の自己責任ってわけにはいかないと思うのですが…。ちなみに私はPSPを持ち込んでゲームをやっていましたが、周りがやかましいのと画面が見辛いのとでたいして時間を潰すことができませんでした。ピット内のお隣さん(4時間・ままちゃり・ソロ出場者)と雑談することでなんとか時間を潰していました。やはり場所取りに1人で行くのはいろんな意味でキツイですね。
 17時30分頃に他のメンバーに連絡を取ってみたところ、細い道に入ってしまい迷っているとのこと。カーナビが付いているのにどうやったら迷うのやら…。まあそれでも18時過ぎには無事到着し、メンバー全員が揃うことができました。でも、荷物運びやら抽選やらしていたらあっという間に19時を過ぎてしまっていましたので、もう少し早めに集まった方がよさそうですね。
 ゼッケン・ヘルメットなどの準備がすべて終わったところで、とりあえず作戦会議をしました。走る順番を決め、とりあえず1周交替で様子を見ようということになりました。私はレース経験者ということでスターターに選ばれました。乗っているのがままちゃりですので後の方に並ぼうとゆっくり移動したのですが、まだ後ろに数十台のロードレーサーがいる状態でしたので最初の1周はかなり緊張しました。速度差はそれほど気になりませんでしたが、ままちゃりはハンドルが軽過ぎて安定感がないのでどうしてもフラフラしてしまうので、特に上りの低速コーナーが怖いのです。
 全参加チーム(ソロ含む)が一斉にスタートしますので、どうしてもスタート直後はものすごく混雑してしまいます。私は一度後方に下がって、あまり速そうな人がいなくなった時点で再度スピードを上げるという安全策を取りましたが、上位を目指すのであればもっと積極的に前に行かなくてはいけないでしょう。とは言うものの、最初の方のコーナーで転倒して救急車で運ばれてしまった人もいたようですので、特にチーム戦であれば安全策を取るに越したことはないと思います。
 走り出して感じたことは、とにかく「めちゃくちゃ暗い」ということでした。一応かなり明るめのライトを2つ付けてはいたのですが、全然光量が足りませんでした。まあ最低限の照明は置かれていましたので点滅等のみで走っていた人もいたくらいですが、やはり安心して走るにはもう少し強力なライトが必要だなと思いました。
 ピット入口の目印として、LEDのイルミネーションを柵に取り付けたのですが、その前にイスを並べて陣取ったチームが居たためまったく役に立ちませんでした。なんのためにLEDを付けているのかわかっていたらそんな所に陣取ったりできないと思うんですけどね。そもそも交替ゾーンは人が常駐してはいけない場所であるはずなのですが…。
 逆に役に立ったのは、サイクルコンピュータとそれを照らすために付けたライトでした。サイクルコンピュータは自分が走っているスピードを知ることによってペース配分に生かすことができましたし、ちょっと変わった位置に付けたライトはピットから自転車を見分けるのに便利でした。やっぱり、ピットも自転車も目立つようにしておいた方がいいですね。
 レース中は意外と走りやすかったです。レース前半は車イス、リカンベントなどに多少気を使っていましたが、お互い気を使い合っているのでうまい具合に共存できていたように思います。ただ、一部のチームがルール破りをしているのが目につきました。交替ゾーン以外で交替したり、入口・出口をふさぐような位置で交替作業をしていたり、出発時に自転車の後ろから押し出したり。特に最後に書いた押し出しはかなり危険な場面が多く、後続の自転車と接触・転倒する事故も起こしていましたので、事務局ははっきり禁止するべきだと思いました。後方確認せずにピットに出入りする人も多かったしなあ…。
 調子がよさそうであれば途中から2周毎に交替しようかと話していましたが、2巡したあたりで断念しました。ある程度スピードを維持するためには1周が限界だと判断したからです。もちろん交替作業が多くなる分ロスするタイムが増えますが、2周した場合の体力の消耗を考えると1周交替の方が速く走れるのではないかと思います。まあ、普通に2周くらい楽に走れるメンバーばかりなら話は別ですが。(笑) あと、チームの場合はレース中の補給がたくさん必要だと思いました。中盤以降はけっこう甘い物を食べまくっていないときつかったです。それでも体重は2kgほど減っていましたからね。
 レース中盤あたりから腕時計のストップウォッチで周回タイムを測ってみていたのですが、一番速いY田君で7分前後、私が7分10〜20秒、他の2名(I田君とK田君)は8分前後といったところでした。終盤に入ると普段運動していないI田君とK田君*2のタイムが落ちてきて、9分を超えることも出てきました。これにプラスして交替作業が10秒程度かかっていました。やはり日頃から運動をしておかないと
 終盤になると残り時間と周回数が気になり始めました。と言うのも、ラスト5分の時点でピットロードが封鎖されますので、タイミングが悪いとアンカーが2周連続で走らなければならなくなるからです。ラスト20分のあたりで、どうやら私がアンカーで、おまけにどうやら2周しなければいけないことが判明しました。皆の奇跡的な走りを期待していましたが、やはり終了間際にペースを上げることは難しく、予測通り私がアンカー&2周することになってしまいました。前方にけっこう速いままちゃりがいましたので1周目はその自転車を徹底マーク、2周目前半の上り区間で一気にスパート。前方のままちゃりもろとも多数の自転車をごぼう抜きしまくって*3無事ゴールすることができました。
 最終的に私が9周、他の3名が7周ずつで合計30周、11チーム中5位という結果でした。昨年の結果を見てみますと20チーム中10〜12位に当たるようで、どうもこのくらいのペースがままちゃり・チーム部門の平均的な速度ということになるようです。上位入賞を狙うためには7分30秒前後をキープし続けるだけの体力が必要です。来年までにパワーアップすることができるかな?

*1:結果的に雨はほとんど降りませんでしたので問題ありませんでしたが。

*2:私は野球、Y田君はフットサルをやっています。

*3:当然早い自転車にはごぼう抜きされまくりましたが。