「富士チャレンジ200の回顧」

 昨日の『富士チャレンジ200』ソロ100kmの回顧をしておきます。
 朝は5時過ぎに会場入りしたのですが、既に相当数の車が来ていて、結局駐車したのはピット裏駐車場の中ではかなり隅っこの方になってしまいました。でも、レース終了後に着替えたりするには目立たなくてちょうどよかったような気もしました。会場入りした時には既に小雨が降り続いていて路面はハーフウェット状態でしたが、試走せずにノンビリしていたら雨足が強くなり、一気に完全ウェット状態になってしまいました。試走の時点で既に落車している人もいて、かなりヤバ気な雰囲気でした。
 状況を見ながら当日の装備を選ぼうと思っていたのですが、ホイールの選択には最後の最後まで悩まされました。最終的にWH-7850-C50-TUの方を選びましたが、噂に聞いていた通り雨天ではブレーキがほとんど効かず、かなり怖い思いをさせてもらいました。あと、ボトルは3本もいらないだろうと判断し、サドル後のケージは取り外してしまいました。
 服装は、インナーがわりのフィット系アンダーシャツの上にウインドベストを着て、さらにその上から半袖ジャージを着ました。スタート後すぐにずぶ濡れになってしまいましたが、気温はそれほど低くありませんでしたので走っていると丁度いいくらいでした。
 スタート位置は10列目くらいで、割と前の方でした。レース前の式典中に雨足がどんどん強くなり、正直言ってこの時点では「どのタイミングで棄権しようか」ということばかり考えていました。テンションはかなり低くなっていましたね。
 レースは予定通り9時にスタート。いきなりどんどん抜かれてしまいます。最初の周はものすごい台数に抜かれまくっていましたが、それでも後から後から自転車が抜いて行きます。さすがに2000台以上同時スタートというのはすごいものですね。そんなこんなで慎重に走行しつつアップがわりにダラダラと1周してみたところ、タイムは9分6秒程でした。「あれ、意外と速いじゃないか」と俄然やる気が出てきたのですが、よく考えてみると最初の1周はゴールラインよりかなり前からスタートしていましたので距離が短かったんですね。(笑) 我ながら単純なものです。
 前半はものすごく順調でした。そこら中でブレーキをかけまくって安全運転していましたが、タイムは9分を少し切るくらいで走り続けることができました。自転車・ホイールなどの条件が違うとはいえ、春のXでは2周しかできなかったペースで走り続けていました。
 ところが半分過ぎた当たりから太腿に張りが出始め、ダンロップカーブ後の上りでものすごく苦しみ始めました。タイムもジワジワと9分台になってきました。このままではヤバイな〜と思って、下りのペースを徐々に速めていったところ、運命の19周目がやってきました。
 その頃雨足が弱まってきて、コース状態は若干良化しつつありました。「これなら行ける」と思いつつダンロップコーナーに50km/hオーバーで突っ込んでいったところ、あっと思うまもなくスリップダウンしてしまいました。事故とかした時に周りがスローモーションのように見えることがありますが、この時はまったくそんなことはなくあっと思った時には既にスライディング状態になっていました。幸いインよりの隅っこだったので後続を巻き込むこともなく単独落車で済みました。さっと起き上がり、体と自転車をざっとチェックしましたが、体の方は右腰に痛みを感じたのと右脹脛が攣っていただけでしたし、自転車もそれほどダメージを負っているようには見えませんでしたのでそのまま再スタート。ディレイラーも普通に動くようでしたので、そのまま残りの3周を走り切ることにしました。再度落車したらやばいので、この後はひたすら安全運転してなんとかゴール。時間は下記の通りでした。

★ソロ100km男子
151位-1371
タイム 3:18:56.25
ラップ 22周
トップとの差 +0:51:51.89

レース終了後、さっそく体と自転車を再チェック。体の方は右腰に直径数センチの擦り傷、膝下に小傷程度でした。自転車の方はSTIとペダルとリアディレイラーにかなりの擦り傷、そして右シートピラーにかなり深い傷が…。まあポッキリいったわけではありませんし、3周走ってなんともなかったのですからそれほど深刻な傷ではないと思いたいのですが…。